山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

結局、雨の蝶ヶ岳に登るのは止めて、その代わりに日程を前倒しにして涸沢小屋まで行くことにした。歩程は大して変わらないが(夏道コースタイムで蝶ヶ岳まで4時間25分、涸沢までが4時間10分)、標高差は400mぐらい違うので気分的には大違い。勿論、雪崩の危険性は谷歩きの方が高いが、雨だったら表層雪崩にはならないだろうし、底雪崩は落ち切っているはずとの読みもあった。
横尾には長野県警山岳遭難救助隊の隊員が数人待ち構えていて、穂高へ登る登山者に注意を促している(実際、前日の28日にザイテングラード脇のアズキ沢を登って雪崩に巻き込まれ負傷した登山者がいたらしい)。有り難く拝聴するものの、そもそも登頂は我々にはてんでお呼びじゃないし、涸沢往復ぐらいが身の丈に合っている。
本谷橋から先は、夏道ではほぼ一貫して右岸の斜面をトラバースするように登るが、残雪期は谷のど真ん中。当然ながら眺望も利くので、すこぶるいい気持ち。この季節ならではの贅沢である。それに流石に谷が広いので、雪崩に対する緊張感はだいぶ薄い感じがする(もし目の前が雪崩れても逃げるチャンスは十分にありそう)。
やはり涸沢は人気の場所だけあって、次々と登山者が登ってくる。中でもテント装備を持った若者の登山者(リュックサックが大きいこともそうだが、割とウレタンマットを外に括り付けている人)が多い。宿泊装備を背負うよりお金を携えた方が楽な我々は、少数派である。
徳沢ロッジから5時間弱で涸沢小屋に到着。横尾から先、腐った雪の上を歩いた割にはまずまずのペースだろう。チェックインを済ませ、リュックサックを大広間の指定された寝床のそばに置いたら、売店へ走って生ビールをゲット。
残念ながら天気が悪くなってきたので、外のテラスで呑むのは寒すぎる、暖かい屋内の食堂でグビっとやった。ジョッキはマムートのロゴ入り。良く見るとこのちゃんのジョッキは涸沢小屋のネーム入り。売店のにいちゃんに聞けば「何かと世話になっている(贔屓にしている)ので」とのことだった。

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散歩から帰ったら先ず風呂だ。徳沢で風呂に入れるなんて、全く贅沢なことである(まだ山に登ってもいないうちに、こんなのでいいのだろうか、という気持ちもちょっとだけ擡げる)。多少、カランからのお湯の出が悪くても、そんなのはたいした問題ではない。さっぱりして温まったら、自動販売機で缶ビールを買って部屋呑み開始。
毎度のことながら、ビールをグビっとやって、畳の上で脱力するのはとてもリッチな気分にさせてくれるが、しかもここは徳沢、窓の外を見れば木々の間からまだ残雪の前穂・明神が望める。こんなシチュエーションはとても言葉では表せない。
しかしふと我に返れば、気掛かりなのは明日の天気。天気予報が伝える限り、明日は午後から雨、そしてそれは明後日まで続く見込みとのこと。雨の中、標高2,600mを超える稜線歩きするのは気が進まないし、風に吹かれたらそんな暢気も云っていられない。もし蝶ヶ岳に登らなければどうするか、代わりの山プランは流石に見つからないので、日程を前倒しにするしかないか。そうなると・・・、などと考えているうちに酔いも程よく回ってきたし、もう夕食の時間だ。対策は後回し。
食事はダイニングルーム。メインディッシュはハンバーグだが、イワナの塩焼きも付いている。明神の嘉門次小屋のイワナ塩焼きは有名だし、上高地周辺の店はたいてい、魚の塩焼きはアユでもヤマメでもなく、イワナだ。確かに梓川にはいっぱい泳いでいると思うが、ここは国立公園内、基本的に枯葉の一枚も採ってはいけないのだから魚なんて以ての外。多分、養殖イワナだろうが、何故かイワナが出てくればここで喰うのに相応しいと、客にウケる。不思議だ。
徳沢ロッジは新しくて、シック。部屋の設えも、食事も全く文句ない。接客は洗練されているとは云えないものの、コスパ的に1泊2食付13,500円は、この界隈では一番かも知れない。

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「徳沢ロッジ」のラウンジで生ビールを呑んでしまったものの、時間はまだ午後2時前。このままロッジの部屋で、夕食まで呑み続けるには流石に早過ぎる(呑み過ぎる)ので、ちょっと散歩をすることにした。アルコールが入ってしまっても、この界隈の水平移動だったら問題ない。
明神へ戻るのは気が利かないので、新村橋までいってみる。でも眺めが良いのは橋の上だけで、家族連れや恋人同士の散策には不向きな感じ。やっぱり明神辺りまでとはちょっと明るさが違う。
小生の感覚から云っても、明神までは観光地だが、徳沢から先は岳人の領域。本来、チャラチャラしたところではない筈だが、徳澤園や徳沢ロッジがずいぶんオシャレになってきているので、それに釣られて観光客が来るようになったみたいな気がする。
今回の我々は半分山、半分観光のいいとこ取りみたいなスタンスなので、その点では徳沢を彷徨くのは相応しい。新村橋からは勿論、前穂、明神岳がデカいが、六百山も良く見える。その奥には霞沢岳も見えているのかも知れない。
「徳澤園」まで戻ってきたところで、女子連は蝶ヶ岳登山口で、山から下りてきた単独行氏を捉まえて、道の状況など事情聴取。雪はかなり腐っているらしい。明日は昼頃から雨らしいから、更に融けるのが進むだろう、などと想像する。
一方、小生はそんな女子連を横目に見て、徳澤園の「みちくさ食堂」のテラスに陣取り、ひとり生ビールとシャレ込んだ。周りを見渡しても、ソフトクリームを舐めている輩はいるが、ビールを呑んでいる奴はいない。まだ時間が早いから当然だが、気兼ねせずグビっとやる。丁度、テラスからは前穂東壁が良く見える。まったく贅沢な眺めだ。

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今回は1日目の宿泊地は「徳沢ロッジ」。2日目は「蝶ヶ岳ヒュッテ」の予定なので、リッチな宿を先に泊まってしまうことになるが、朝、東京を発つ行程の都合上やむを得ない。上高地からたかだか2時間の移動、上高地でのんびりし、明神岳や前穂を眺めつつゆったりと歩いても、着いたらやっぱりというかまだ午後1時前。ちょっと贅沢過ぎたか。
「徳沢ロッジ」はカツラやハルニレと思しき木々で構成される徳沢の森の中に、ひっそりと建っている。ちょっと離れたところにある「徳澤園」のように、テント場やカフェが近くにないので、かなりひっそりと静かである。建物は3年前にリニューアルオープンしたとのこと。しかし造りも色もシックなので、外観から新しさは分からない。
正直なところ、これまで数え切れないほど徳沢を行き来して来たが、いままで「徳沢ロッジ」に泊まったことはおろか、足を止めたことすらない。それは第一に、一般道からちょっと奥に入っているせいもあるが、それよりも何よりも、建物の周りにはベンチもテーブルも無いので、足を止めようが無いのだ。従って、この宿の印象はとても薄いので、リニューアル前の姿も良く判らない。たぶん、似たような感じだったんじゃないか、ぐらいだ。
チェックインの後、女子連は部屋に入って荷物の整理だとか(+メイク直しだとか)で何かと大忙しのようだが、小生はリュックサックを部屋に持っていくのも後回しにして、ラウンジでビールをいただくことにする。注文は、宿泊の受付も兼ねるフロントなので、宿泊客がやってくるタイミングと錯綜すると、暫し待たされる。ビールの売り上げを上げたい場合には、もうちょっと工夫が必要と感じた。
それはともかく、ラウンジは暖炉があってなかなかシックな雰囲気。ここで呑むビールは、かなりポイントが高い。最早、ここは山小屋とは呼べないが、蝶ヶ岳や明神岳の登山口と考えれば、やたらと贅沢な空間である。聖界と俗界の境界は、この宿の玄関なのだ知った。

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今回のGWは蝶ヶ岳を登って槍・穂連峰の眺望を楽しんでから、ついでに涸沢カールでまったりしてみようという贅沢プラン。雪は山上ではそこそこありそうだが、上高地辺りは雪掻きの山が所々残っている程度で、スニーカー程度のハイカーもいっぱい歩き回っている。でも水溜りや泥田状態の所もあるので、スパッツをしていないと泥跳ね汚れが避けられない。
1日目は徳沢までなので、極めて楽チン、のんびりムード。河童橋周辺は夏の観光シーズンと大して違わないほどの人出である。今日は雲が多目だが、奥穂高岳も前穂高岳もよく見えていて、まずまずの眺め。芽吹きにはやや早かったようだ。
この辺りでランチにしようと暫し自由行動。女子連はベンチを確保し、持ってきたおにぎりやパンなどを頬張っている。一方小生は、端からこのあたりの店に入ってランチをするつもりだった。最初に狙っていた「五千尺ホテル」の付属レストラン「五千尺キッチン」(昔は「河童食堂」という名前だった。その方が味があって良かったように思う)は、入口にあったメニューを見れば、スパイシーポークカレーが1,890円というべらぼーな価格(ちなみに、「上高地帝国ホテル」だったら、ビーフカレーが2,700円(サービス料別)。上には上がある)。
とっとと尻尾を巻いて、今度は河童橋の北側の袂にある「ホテル白樺荘」の「カフェ小梨」を覗いてみれば、同じくカレーライスは950円という価格設定。「CoCo壱番屋」だったら505円だった、などという庶民感覚はともかく、いかに「五千尺キッチン」の方が美味いとしても、二者択一だったら950円に手を出さない訳にはいかない。客はそこそこやってきていて、オープンテラス席は一杯。やむをえず店の中に入ってカレーをパクついた。味は普通に美味い。たぶん、上高地に来てカレーライスを喰ったのは初めてだと思う。

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IMG_0314上高地お決まりの景色。梓川と穂高連嶺

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