山から下りたらこんな店 - 副隊長の自己満足

山から下りて、ひと風呂浴びてから一杯やるのは醍醐味の一つ。しかし、最近はどっちが主なのか、判らなくなってきた・・・。

職場の4人ワイン会。場所は「汐留シティセンター」の2階にある「Wine&Bistro barchetta」というワインバー。ワイン(特にドイツワイン)に造詣が深い方が店を選んでくれた。ここ「汐留シティセンター」には、全体で40軒ぐらいの飲食店があるようで、低層階だけでなく41階、42階にも店があるらしい(そんなところには入ったことどころか、上がったことも無いけど)。
2階に行ってみてウロウロしてみると、それらしき店が見当たらない。フロアマップを見てもそんな名前の店は無い。フロアを間違えたのかと、3階から地下2階まで上下してフロアマップを見たが無い。進退窮まって、店に電話をすると、店員曰く「麺屋武一の隣です」と。
半信半疑で行ってみると、確かに「Wine&Bistro barchetta」があった。何故か「麺屋武一(ラーメン)」、「罪なたらすぱ(パスタ)」、「barchetta(ビストロ)」の3軒が同じ区画に同居するようなことになっていて、フロアマップには「麺屋武一」だけが代表として(?)書かれていると知る。これでは初めての者には場所が判り難い筈だ。やれやれ。でも一度理解すればもう間違えることは無いだろう。
開店と同時に4人揃って入店、客は我々だけだった。その後も、我々が帰るまで他の客はやって来なかった。大丈夫か、この店!? それはともかく、店内は小じんまりとしていて基本、テーブル席だが、奥に個室もあるようだ。
この店は、60分1,200円でワイン30種類呑み放題のシステム。延長は30分ずつ600円追加と良心的である。棚に並んだワインは、恐らくはだいたい店頭販売で2,000円以下のシロモノだと思うが、初めて呑むものも多い。個人的な好みに合って、コスパが良さそうなボトルもいくつかあった。
料理はさすが、ワインに合いそうな一品が並んでいる。とりあえずパテ・ド・カンパーニュ(950円)、ニース風サラダ(750円)と牛ハラミ肉の炙り焼き(1,030円)を注文。何だかんだ5、6杯は呑んだところで、60分が終了。もちろん、時間を延長することを4人とも合意し、更に宴が続いた。結果、4,000円ぐらい支払った筈だが余り記憶に自信がない。

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今日はニュー新橋ビルに行ってみるかと思い、地下の飲食店街をウロウロしてみた。すると偶々、店の入口に立って「いらっしゃいませ~」という仲居さんの笑顔につられてうっかり入店(男衆だったらこうはならない)。それが、「志ん橋ひでや本店」という店だった。
入って気が付いたのは、地下飲食店街にしてはかなり広い店内で、厨房をL字に囲うカウンター席と、テーブル席が並んでいる。見えないけど奥には小上がりもありそうだ。つまり普通の居酒屋ではなく、ちゃんとした老舗割烹的である。客は疎らで、カウンター席には誰もいない。仲居さんがちょっと店の外で愛想を振りまこうという気になるのも判る。そこへ上手い具合に、ネギを背負ったカモがやってきたという訳だ。
カウンター席に着いてメニューを眺める。プチ懐石的な定食(1,400円~2,200円)や、お造り定食から中落定食、天丼、カツ丼、焼き魚定食等々、色々ある。他に、かつ鍋定食、竹豆腐定食、夏限定で素麵定食なんてのもある。ちょっと目移りするが、何となく今日は天ぷらの気分だったので、天丼定食(1,000円、現金のみ)にしてみた。
若い板前が、目の前で天ぷらを揚げるのが見える。まだ手付きが板に付いていない感じである。間も無く天丼定食到着。海老4つ+ピーマン、厚焼き玉子(甘い)が口直しとして付いてくる。赤だし味噌汁の香りと塩加減は丁度良い。天丼は天つゆが多過ぎ、さっくり感がすっかり無いのは少し残念。でも色は薄いが味はしっかり本格的、ごはんは柔らかめだが悪くない。総じて意外と云っては失礼だけどかなりイケる。次回は暑くなったら素麵定食を試してみたい。
独断的総合評価(満点は★5つ):★★★★

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大宮駅には17時51分に到着。まだ時間は早いし腹も少し減って来たので、やっぱり今宵も大宮の街にしけこむことにして、今日は一番街に行ってみた。今までに入ったことが無い店が何処かないかと思いながら物色する。
そこで見つかったのが「餃子酒場 永順」という中華居酒屋だった。その名の通り餃子をウリにして、且つ酒のつまみは中華料理という居酒屋である。通常、中華料理店というとビール以外には紹興酒とか桂花陳酒とか白酒など、いわゆる中国系の酒しか置いていないが、ここは違う。
これら中国酒に加え、日本酒、ワイン、焼酎、サワー系、ハイボール系、ホッピー等々、通常の大衆酒場にあるような酒類が大抵置いてある。つまり云い変えれば、普通に居酒屋だけどつまみが中華料理、という感じである。ここと似たような店として、すずらん通りに「順順餃子酒場」というのもある。
この頃新橋も含め、「中華居酒屋」を名乗る店が増えてきたような気がする。このようなトレンドが何故生まれたのかちょっと気になるところ。まさか、BS-TBSの『町中華で飲ろうぜ』の効果じゃないだろうけど。個人的には、通常の中華料理店は大人数じゃないと料理をあまり注文できないのに、中華居酒屋だと基本的に小皿料理なので、少人数でも問題ないというイメージである。
店に入るとかなり広そうだが、細かく仕切られているので全貌が判らないし、空いているのかもわからない。でも普通に4人掛けボックスに案内してもらった。とりあえず、生ビール(495円)でちょっと渇いた喉を潤したら、あとは角ハイボール(462円)にした。餃子の種類が豊富で迷うけど、店イチオシの永順特製焼き餃子(327円)をチョイス。特製という割には、可もなく不可もない味だった。

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那須塩原駅前の蕎麦屋「平成」で酒と肴と蕎麦に舌鼓を打った後は、当初乗る予定だった「なすの280号」より1時間早い17時3分発「やまびこ216号」に乗車。
でもその前に、コンビニで呑みものとつまみを仕入れる。といっても、新幹線各駅停車でも大宮駅までは50分足らず、17時51分に到着してしまう。呑んでいる時間は大して無いので、そんなに酒は要らない。それにしても在来線で帰ればたっぷり2時間ぐらい掛かるはずだから、つくづく新幹線は速い。
「やまびこ」は、既に北陸新幹線や上越新幹線では姿を消したE2系車両が使われている。早晩、後継車両に取って代わられる運命のはずで、もうこれが最後の乗車となるかも知れない。現在、東北新幹線では主流のE5系に較べれば、遥かにカッコイイので残念である。
思えば今を去る12年前、まだ盛岡止まりだった東北新幹線が八戸まで延伸した際のテレビCMで、CGでデフォルメされたE2系の走行シーン(カーブを走り去るE2系をカメラが後ろから追い掛ける構図)がとてもカッコよく印象的だった(その車内で鈴木京香が駅弁を喰っていた)。
「やまびこ216号」で我々の席は3人掛けシート2つだったので、対面にした。もう対面をやめるような車内放送も無くなったし、なにより自粛警察が居なくなった。そんな時代もあったね、と懐かしく思える今がやってきてホントに良かった。鉄道旅はこうじゃなくちゃ。
日が長くなったので、まだ夕暮れまでには間がある。塩原の山々を見送ると、次に見えてくるのは日光連山や足尾山塊のはずだが、今日は天気がいまいちで良く見えない。東北新幹線で山が見えないと、だだっ広い関東平野を様々な建物が埋め尽くしている姿を眺めるだけで、さして面白くないのがちょっぴり残念である。

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106 3年ぶりに対面シート。
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「金ちゃん温泉」でまったりしてもまだ時間は14時前、計画よりも1時間以上早い。既に予約済みの那須塩原駅18時3分発の「なすの280号」までまだ4時間もあるし、移動時間を抜いても何処かで3時間以上も時間を潰さなくてはならないことになる。
そのため、先ずは大人の休日俱楽部で紙の切符を買った者は、那須塩原駅まで行ってもっと早い列車に変更してもらうことにした。一方小生は「えきねっと」によるチケットレス購入のため、駅近くの蕎麦処「平成」へ行ってからスマホで変更。
実は「平成」へ向かう前に予め電話を入れると、今日は2階は予約で一杯だと(これまで2階に上がったことはない)。1階のテーブル席も結構埋まっているようなことを云われ半分ぐらい断られかかっていた感じだったが、暫しぐずぐず食い下がっていると、何時の新幹線に乗りますか?と訊かれる。
すかさず、予定は18時3分だけどこれから17時3分発に変える予定だと答えると、だったら何とかなりますとの返事。1本後の新幹線だったら断られていたようだ。1時間おきに那須塩原駅に停車する新幹線の時刻が、この店を出入りする客の動向を左右するのだ。何れにしても助かった。
食い下がったのにも理由があって、ここ那須塩原駅前でこんな時間に一杯やれるのは唯一、ここ「平成」だけだと思われる。ここは蕎麦前がとても豊富で、しかも何れもちゃんと美味いのだ。この店に断られたら途方に暮れるしかない。
今日も茹でアスパラガス、宮崎県産赤鶏の炭火焼、那須のトマト、う巻、ソーセージ五種盛合、茄子揚げ浸し、那須椎茸の天ぷら、酒盗と胡瓜、新生姜みそと、色々と注文。酒は天鷹。中でも新生姜みそが実に美味かった。きっとまた来るはずだ。

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096 旬のアスパラガス、美味いです。
097 宮崎県産赤鶏の炭火焼。
098 那須のトマト。
099 う巻。
100 ソーセージ五種盛り合わせ。
101 茄子揚げびたし。
102 椎茸の天ぷら。
103 酒盗と胡瓜。酒にぴったり。
104 この生姜、美味いです。DSC00565

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